くみかつブログ
2019年8月6日
「平和の旅ヒロシマ2019」レポート 1日目
全体イベント「平和の旅ヒロシマ2019」を8月5日、6日に実施し、組合員とその子ども、合わせて12名が、ヒロシマで原爆犠牲者に哀悼の誠を捧げました。
5日(一日目)は日本生協連主催の「虹のつどい」に参加し、被爆者の講演を聞いたのち、広島の児童、生徒による原爆をテーマにした絵画、ダンスの発表を鑑賞しました。次世代への継承に芸術を用いるという工夫がされていることを知ることができました。
今春よりリニューアルされた平和記念資料館には、若者や海外の方々が多く来館しており、入場が制限されるほどにぎわっていました。遺品や写真という事実をそのまま伝える展示が増えましたが、その展示からはその人の普段の暮らしが想像され、被爆の実相が生々しく伝わってくるものでした。
碑めぐりでは、広島の中学生にガイドを依頼しました。自分たちと同じ世代の子がヒロシマで起きたことを勉強し発表している姿に、参加者の子どもたちも真剣にまなざしを向け、耳を傾けていました。
ヒバクシャの体験や苦しみ、願いを次の世代に受け継ぐことが課題となっていますが、芸術や展示、ガイド育成など、多様な主体が継承をテーマに工夫を重ねていることが感じられる一日目でした。
今年の平和の旅にも、組合員のみなさんからも多数の千羽鶴が寄せられました。ありがとうございました。
みなさまからお預かりした千羽鶴は、原爆の後遺症により12歳でなくなった佐々木貞子さんがモチーフとなった「原爆の子の像」に献納させていただきました。
8月6日(二日目)の報告に続きます。